ピルビン酸

ピルビン酸は有機化合物で、カルボン酸の一種。IUPAC命名法で 2-オキソプロパン酸 と表される。α-ケトプロピオン酸 あるいは焦性ブドウ酸 とも呼ばれる。水、エタノール、エーテルなど、さまざまな極性溶媒や無極性溶媒と任意な比率で混和する。

MOG-A1菌 根粒菌によるバイオエタノール生産及び産生副産物生産及び
圃場をアンモニア合成工場に変換し減肥料及び減農薬及び無農薬栽培圃場にする模式図

 バイオエタノール
これまでのバイオマスからエタノール生産は、酵母菌を使用して嫌気条件下によるアルコール醗酵で行ってきた。
高分子炭水化物を酵母菌は糖化しグルコースに出来ない。
下の説明はブドウ糖からアルコールを生産する科学的変化である(出典 ウィキペディア)

バイオエタノール生産は、地域に産生するバイオマスを使用するから、その原料には酵母菌では分解、醗酵できないリブニン、セルロース、澱粉を含有する。
本発明は、この酵母菌の弱点を補完する意味で、MOG-A1菌のリグニン、セルロース、澱粉の分解能力と、ピルビン酸を作る稀有な能力を用い、
エタノールの原料であるピルビン酸下での化学変化を好気条件の「プール」で行い、ピルビン酸、残渣、MOG-A1菌の懸濁液を濾過分離し、ピルビン酸溶液に酵母菌を添加して、
バイオエタノールを生産する。
その過程で・・・多様なMOG-A1菌由来の副産物が生まれるが、この副産物を利用することで多様な製品を創生出来る可能性を秘めている。
最終的な残渣にはMOG-A1菌と根粒菌Rhizobium sp.が生息するから、これを圃場に施与することで、減肥料及び減農薬及び無農薬栽培が可能になり、
同時に空中窒素固定による圃場を「アンモニア工場」に変換することできる。
まさに、究極の炭素循環、窒素循環を人為的構築することが可能になり、エタノールから水素を作ることもが出来ることから、石油に依存しない水素社会を作れる
可能性を秘めている。
この技術のキイポイントはMOG-A1菌が植物組織から一気に好気条件でピルビン酸まで生産できることである。
このMOG-A1菌の解糖と酵母菌の醗酵を組み合わせたことで、これまでのバイオエタノール生産に特定した技術を超越して、
減肥料及び減農薬及び無農薬栽培、圃場のアンモニア工場化、光合成補完養液、その他、多様な製品を創生を可能にしたことである。

化学的変化[編集]

アルコール発酵全体を通してみると、反応は以下の化学式で示すように、1分子のグルコースからエタノールと二酸化炭素が2分子ずつできる。
この反応は大きく三つの段階に分けることが出来る。

C6H12O6 → 2C2H2OH + 2CO2 (グルコース → エタノール)
    (バイオマスを糖化してブドウ糖を作り酵母菌で嫌気醗酵させてエタノールと炭酸ガスを作る。これが基本である。
これを稲わら、木材、雑草などで行うには、酵母菌のみではん出来ないので、それらの原料をブドウ糖にする必要がある。
   この前処理とエタノール生産した後に残る残渣が、このバイオマスエタノール生産の大きな課題である。
宇井 清太の本技術は、この二つの課題を一挙に解決するものである。)
  

第一段階で、1分子のグルコースが解糖系の複数の酵素によって2分子のピルビン酸に分解される。この反応は、同時に、正味2分子のADPATPに、2分子のNAD+NADHに変換する。
この段階は、動物や植物の解糖経路と同じで、酸素呼吸の経路とも共通している。


 C6H12O6 + 2ADP +2H3Po4 + 2NADH2 → 2CH3COCOOH(ピルビン酸) +2ATP + 2NADH + 2H2O + 2H

  グルコースからピルビン酸が産生される。 (宇井 清太に技術はここまではMOG-A1菌 酵素がリグニン、セルロース、澱粉を糖化してピルビン酸を作る。
  この段階で懸濁液をろ過し、MOG-A1菌、残渣を除去し、無菌の)

第二段階からがアルコール発酵特有の反応になる。1分子のピルビン酸から1分子の二酸化炭素が取り除かれ、アセトアルデヒドがつくられる。この反応は、
ピルビン酸デカルボキシラーゼ
EC 4.1.1.1)が触媒する。

CH3COCOOH(ピルビン酸) → CH3CHO(アセトアルデヒド) + CO2
     (宇井 清太の技術はここで酵母を添加して嫌気醗酵させてピルビン酸からアセトアルデヒドと二酸化炭素を作る) 醗酵するから炭酸ガスが発生する。

その後、アセトアルデヒドは還元型NADHの電子によって速やかに還元されエタノールとなる。この反応は、アルコール脱水素酵素EC 1.1.1.1)が触媒する。

   CH3CHO + NADH + H → C2H5OH(エタノール) + NAD

      アセトアルデヒドからエタノールは生まれる。

酵母菌によるアルコール発酵は嫌気条件でのみ進行し、酸素があるとピルビン酸を完全に分解して水と二酸化炭素に変える(酸素呼吸)。しかし、
よく使われる出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)や分裂酵母(S. pombe)は酸素があっても発酵を好むため、適当な培養条件を選ぶと好気条件でもエタノールを生産する。

出芽酵母による発酵の結果、糖度計による計測糖度の値の約半分の値のアルコールが生成される。つまり、糖度20度ならば、アルコール度数は約10度になると言うことである。



現在、トウモロコシの澱粉からバイオエタノールが生産されているが、この技術は食糧との競合で穀物相場を高騰させることから、
エタノール燃料を大規模に導入するためには、セルロースからのエタノール製造が必要になるのはほぼ確実であるとサイエンス誌にも記事が掲載されている[9]
セルロースの加水分解による糖化処理が必要でこれまではセルラーゼ亜臨界水を使用してセルロースを加水分解してきたが、
メリーランド大学カレッジパーク校
のSteve Hutcheson はチェサピーク湾の沼地で発見されたバクテリアサッカロファガス デグラダンス英語版)が
強力なセルロース細胞壁の分解能を有することを突き止めた[10][11][12]。Zymetis社ではさらに効率よく糖に変更するために遺伝子を組み換えて、
72時間で1トンのセルロースバイオマスを糖に変換できることを実証した

この技術の問題は、エタノール生産後に残る「残渣」である。
アルコールを含有するので、そのまままでは圃場に投与できない。

日本の酒粕も同じであるが、この酒粕は食品加工に利用され処理されているが、雑草などを原料にしたアルコール粕、残渣は、畜産廃棄物の
メタンガス残渣と同じように、現在、この処理方法がない。
しかし、宇井 清太の本技術は、残渣にアルコールは含有しないので、MOG-A1菌、根粒菌生息土壌改良資材とすることが出来、
この投与によって減肥料及び減農薬及び無農薬栽培及び、圃場をアンモニア工場にすることが可能である。
21世紀の産業革命と言える技術である


先行技術は・・・・
 酵母菌」を利用することを前提に技術開発が行なわれてきた。
 酵母菌の欠点はバイオマスのリグニン、セルロース、澱粉を糖化出来ないことである。
 糖化出来ないために、バイオマス原料から直接アルコール醗酵できない。
 このため、次のような方法がとられている。(ウィキペディア 出典)

セルロースを原料とした製造工程[編集]

バイオマスからセルロースを分離し、セルロースを酵素を用いて糖分に分解し、微生物によってアルコール変換する方法である。第二世代バイオ燃料として期待される。
セルロース系バイオマスからのエタノール生産に関しては、地球環境産業技術研究機構本田技術研究所がコアとなる製造技術を発表していたり[7](参考アルコール燃料)、
独立行政法人産業技術総合研究所が実証実験[8]を行ったりしている。米国でも、ブッシュ大統領がスイッチグラスという草を利用したバイオエタノールの生産について
一般教書演説
等で何度も言及をし、予算をつけている。エタノール燃料を大規模に導入するためには、セルロースからのエタノール製造が必要になるのはほぼ確実であると
サイエンス誌にも記事が掲載されている[9]。セルロースの加水分解による糖化処理が必要でこれまではセルラーゼ亜臨界水を使用してセルロースを加水分解してきたが、
メリーランド大学カレッジパーク校のSteve Hutcheson はチェサピーク湾の沼地で発見されたバクテリアサッカロファガス デグラダンス英語版)が
強力なセルロース細胞壁の分解能を有することを突き止めた[10][11][12]。Zymetis社ではさらに効率よく糖に変更するために遺伝子を組み換えて、
72時間で1トンのセルロースバイオマスを糖に変換できることを実証した[13][11]

廃木材[編集]

建築廃材は、野焼きを含む不法投棄をされることがあり、一方で逆有償での回収は不法投棄を招き易い。リサイクルの方策の1つとして、
バイオエタノール・ジャパン・関西では、希硫酸による糖化法を用いて、C6糖であるブドウ糖が重合してできたセルロースと、
C5糖(主にキシロース)が重合して出来たヘミセルロースを分解している。フロリダ大学が開発したC5糖をZymomonas mobilis由来の遺伝子を組み込んだ
大腸菌(Ko11)を用いて発酵し、C6由来の糖は酵母を用いて、エタノールを醸造している。木材に含まれるリグニンペレットにしてボイラーで使用している。

なお秋田県では、製材残渣や間伐材を用いたエタノールプラントが建設されている[14]水酸化ナトリウムを用いてリグニンを除去し出来た
パルプを糖化するアルカリ蒸解法と、C5糖とC6糖を分離しない酵素(セルラーゼ)と酵母による同時糖化発酵法を用いる。

また、シロアリ消化器官内の共生菌によるセルロース分解プロセスがバイオマスエタノールの製造に役立つことが期待され、琉球大学理化学研究所等で研究が進められる[15][16][17][18][19][20][21][22]

稲藁[編集]

稲藁は鋤き込みや野焼きにより肥料として水田に還元されうるが、野焼きはスモッグによる環境被害があり、寒冷地では十分な堆肥化が鋤き込みのみでは行われない現状がある。
そのため秋田県ではカワサキプラントシステムが開発した熱水処理による稲藁の糖化プラント[23]の実証プラントを平成21年に建設した。粉砕処理したワラを
有機酸とともに200 ℃で3分間処理し、ヘミセルロースを糖化しC5発酵させたあと、残りを2段目のセルロース糖化プラントで200 ℃で10秒間処理してC6発酵し、
それぞれのエタノールを水分離すると共に、発酵残渣を肥料として水田に還元する。

ネピアグラス[編集]

ネピアグラスという熱帯の非食用の植物を原料とするもので、トヨタ自動車(トヨタ)が2020年の実用化を目指し、研究を進めている[24]遺伝子組み換え技術を用いた
酵母
菌の働きでセルロースをエタノールへ変換する。糖の87 %をエタノールとして利用でき、セルロース系の中では最も変換効率が高い。
非食用のため物価への影響も無いと考えられている[25]


以上のように醗酵によるエタノール生産には酵母菌の「糖化」出来ないとという特性から、バイオマスの前処理を行うという技術でカバーして行なわれている。
MOG-A1菌を利用した本技術は、リグニン、セルロース、澱粉をMOG-A1菌のラッカーゼ、セルラーゼ、リグニンペルオキシターゼ、マンガンペルオキシターゼで
分解しピルビン酸までの工程をMOG-A1菌で行う。
MOG-A1菌はペリビン酸からエタノールを作れないから、をこのピルビン酸に酵母菌を添加しエタノールを生産する。
ピルビン酸溶液を生産するにバイオマス懸濁液を濾過する。
この濾過で発生する残渣、副産物が・・・本技術の利点である。
この残渣、副産物が・・・減肥料及び減農薬及び無農薬栽培、圃場のアンモニア工場化、多様な製品を創生可能な原料になる。



本技術は、
 MOG-A1菌でバイオマス原料からピルビン酸までの工程を行なう。
 ピルビン酸からエタノールまでの醗酵を酵母菌で行う。
 更に残渣に根粒菌Rhizobium sp.を添加することで減肥料及び減農薬及び無農薬栽培、
 ほじょうのアンモニア工場への変換を行う。

以上のようにMOG-A1菌子嚢菌白色木材腐朽菌Pezizales sp.菌 と根粒菌Rhizobium sp.と
酵母菌の三種の菌により、地域バイオマス原料を用いて、究極炭素循環、窒素循環を構築する。
この中で、エタノールによるエネルギーか、ピルビン酸による光合成補完による地球温暖化による
作物生育不良を防止、ハーバー・ボッショ法によるアンモニア生産を削減する。
更に、生分解プラスチック、有機物の圃場分解という21世紀の人類の課題を解決する。

地域バイオマスは地球に全域で生産される太陽光をエネルギーにして、地球の炭素循環、窒素循環で生産される
天然原料であり毎年生産される原料である。
この原料を・・・先行技術のような「希硫酸」「水酸化ナトリュウム」「高温水処理」「遺伝子組み換え大腸菌」のようなものを使用しないで、
行なえるという大自然の生態系を利用した優れた技術である。

 工程内の微妙な技術は・・・ここでは記述しない。
 
 ピルビン酸への酵母菌の添加でのエタノール生産の再現性試験を何回も行った後に「国際特許出願」を予定している。
 プラント製造費用は、酵母菌醗酵システムより大幅に削減できる技術である。
何よりも・・・ゴミを出さない、残渣を最高の土壌資材に出来ることで、これまでのバイオマスエタノール生産より、
優位な技術である。




## 地域バイオマスについて
      本技術の課題は、原料のバイオマスの集荷である。
      大規模のプラントでは、広範囲から集荷する必要があるが、この集荷に必要なエネルギーの問題である。
      この集荷エネルギーは、エタノールを混入したガソリンなどで軽減可能である。
      又、将来的にはエタノールから水素を作り、この水素を使用することも可能になる。
      この技術はエタノールを製造することだけに限らないで、最終残渣まで有効に利用することで、
      総合的観点から評価すれば、21世紀の産業革命ともいえる技術である。
      MOG-A1菌が最も早く繁殖してピルビン酸を作るバイオマスは、葉緑素のある組織である。
      緑肥作物の青刈り茎葉、バナナ収穫後の伐採茎葉、収穫後の作物残渣、トウモロコシ収穫後の茎葉、
      針葉樹伐採の茎葉・・・・スイッチグラス栽培による茎葉。

      これで足りない場合は、先行技術であるリグニン、セルロースの糖化処理後のバイオマス、
      現在実用化されている先行技術も使用することで、連続的なピルビン酸製造は可能になる。

## エタノール燃焼暖房。
## エタノール燃料自動車
## エタノールから水素を作る。
## ピルビン酸から水素を作る。
## ピルビン酸を光合成補完溶液として使用する。
## ピルビン酸を医薬、健康関連に利用する。
## MOG-A1菌の酵素を分離利用する」。
## 最終残渣を減肥料及び減農薬及び無農薬栽培用の資材化する。
## 根粒菌Rhizobium spを査収残渣に担持させ圃場を「アンモニア工場」にする。
## 根粒菌とMOG-A1菌と放線菌の共生はポリ乳酸プラの生分解を可能にすることから
    圃場を生分解PLAの処理工場にすることが出来る。
## 本技術に必要な電氣は太陽光ソーラーの電氣で行う。
    又は、エタノール燃焼による発電で行う。


 

 圃場施与。
  全世界の圃場を減肥料及び減農薬及び無農薬栽培しながら「アンモニア工場」にすることが出来る。
肥料及び減農薬及び無農薬栽培資材化
空中窒素固定資材化

 濾過雑草残渣

 
根粒菌 添加
ドローン用MOG-A1菌濃縮液、無農薬栽培用MOG-A1菌養液、
MOG-A1菌酸性の多様な酵素を採集。
  化粧品、医薬品 原料
MOG-A1菌濃厚液
菌糸体
MOG-A1菌酵素群
採集
 エタノール産生
   蒸留
濾過したピルビン酸液に
酵母添加 
タンク嫌気醗酵
濾過
ピルビン酸液と残渣と
MOG-A1菌糸とMOG-A1菌酵素
を分離
ピルビン酸懸濁液
MOG-A1菌で分解
地域バイオマス
 雑草

MOG-A1菌添加
好気条件水槽 プール
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